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備忘録

マイクロソフトのマネジメント/デビッド・シーレン

12からなる章の要点を、現職に照らして検討する。絶版になっているのが残念。

変革を実現するためには、マネジャーだけでなく社員すべてが考え方を変えなければならない(p23)。


<1> 世界を制覇する。
1)シェアを上げるには何をすべきか? 他にすべきことはないか? もっとうまくやるためにはどうしたらよいか?
 (→現在の職務の性質からすれば、各案件について、クライアントが求めているもの+αを、常にもたらす、ということ?)

2)オーバー・アチーバー(期待以上の成果を上げる人間=「A型の人間」)で組織を構成する。

3)リスクを計算し、勇敢に行動する。

4)優先すべきは、安全の欲求を持つ人間ではなく、制服の欲求によって駆り立てられる「A型の人間」を雇用すること。

5)チャレンジングな行動をとるように仕向けるための二つの方法
  i) シェアアップのために進んでリスクを取ろうとする人間を昇進させる(現在の職種であれば報酬をそれなりに支払う、こと?)ミスをした人間にも昇進させる。
  ii) リスクを取りたくないと思っている人間を解雇すること。⇒リスクを冒さなければリスクは最小限にならない、ということを分からせる。

6)社員それぞれが戦略市場を決め、その市場の制覇を考える。⇒絶えず市場を制覇する方法を探し求めること。 ただし、同時にいくつもの市場を考える必要はないが、優先順位は必要。

7)第1の課題としては、利益を上げることよりも、まずは、損益分岐点を超えること。⇒「見込み」に結びつけること。戦略ウィ城を獲得すれば、いずれは長期的に利益を上げられるようになる。

8)最重要課題は、どのようにして市場シェアを獲得するか?
  (→現職の分野の場合、案件の受任割合を他よりも高くできるか、ということ?)

9)具体的に示すこと。
・マネジャーが具体的な事例を社員に示すこと。報償・罰則を明確化すること。
・最初のうちは、毎日あるいは少なくとも毎週、社員からマネジャーに、シェアアップのために何がなされてきたかを直接報告すべき。
・社員がリスクを負うことを嫌がった場合には、解雇も躊躇してはいけない。

<2> 上位5%に絞り込む
(以下続く予定)

以下は、Amazonオンラインからの引用。

内容(「BOOK」データベースより)
本書は、これまでのマイクロソフトの成功要因をマネジメントの側面に焦点をあて、そのエッセンスを取り出している。もっとも、マイクロソフトの成功物語がこのまま永遠に続くかどうかは計りしれないが、本書で取り上げている12の秘訣は、われわれとともに時代をおもしろくしようとする企業が具備すべき基本的な条件であることは間違いない。
内容(「MARC」データベースより)
これまでのマイクロソフトの成功要因を、マネジメントの側面に焦点をあて、時代を面白くしようとする企業が具備すべき基本的な条件として12の秘訣を取り上げ、解説する。