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備忘録

Mr.Handy(便利氏)の週末 2012.6.2

朝30分ほど歩く。早朝はすがすがしいが、これから梅雨入りすれば、早朝といえども、徐々に蒸せてくるのだろうか。日本の四季を堪能できるということで納得する。

海外出張に出かけた同僚の担当案件の補正書および意見書の起案を開始。審査官は、拒絶理由通知書において細かく指摘しているので、その案件は、相応に対処が必要な感じがする。誤記の指摘もあったのでちょっと念入りにチェックしないといけないが。月曜日に見直して火曜日に提出予定。

ライフとかいうスーパーマーケットチェーンの社長さんの本を飛ばし読み。今から20年ほど前に書かれた本だが、要するに、当時言われていた「時短」には反対であり、日本の状況(資源がない、国土が狭い、人が多い)ということを考えれば、日本にいる限り外国よりも働かないと豊かな生活はできない、というものである。外圧は、日本をダメにするために、もっと休んで遊べと言っているらしいが、当時の政治家、役人は、外国の事実(例、ドイツでは、副業としてタクシー運転手等して生計を維持している人もいるらしい、等)を検証することなく鵜呑みにして、「前川リポート」等を発行しては、時短を推進していたらしい。

ぶらぶらしている国といえばアフリカの貧しい国等があげられるが、仕事がないからぶらぶらするわけで、仕事があってもぶらぶらしていると、いずれ日本も貧しくなる、という警告。孫引きになるが、作家の曽野綾子さんも、似たような主張を著作(今こそ二宮金次郎)にて述べておられたとのこと。

必要以上に長時間働くことはないが、理由をつけて働く時間を短くしようとするのは豊かさを自ら放棄するようなものかもしれない。