OldNew

備忘録

 成毛眞/「就活」に日経はいらない

今さら就職活動するわけではないが、著者に惹かれて読む。
ちょっとメモする。(逆に、採用側になる可能性がある)



・1万時間の法則
どんなことであっても一万時間練習すれば、どんな分野であってもプロフェッショナルになれる。一万時間とは、1日3時間、365日練習したとして、10年かかる。興味ないことやいやなことをこんなにも長期にわたって練習できるはずはない。やはり、長続きするのは「好き」という単純な気持ちである。プロフェッショナルになれても必ずしも成功するとは限らないが、好きなことに没頭しているその時間こそ、人生を豊かにする。

人とは違う話題をそろえる。
歌舞伎・・・若いうちに見ておくと、年取ってからのネタに使える。<採用される人>
1)日常で頭のいい人(注意・・・人は、無意識に、自分より能力の劣る人を採用するらしい。)
・同じ能力の人が二人居たら、親がサラリーマンよりは自営業である人を採用。親が自営業でない場合には、バイトやインターンシップで経験値をあげること。
経験値・・・多くの大人に接する経験のこと。

2)地頭のいい人
参考図書?(ビルゲイツの面接試験)

3)チームのメンバーにふさわしいか

4)失敗してもへこたれない人
・(たとえば著者の私見)基本的にまじめな人、明るくてちょっとオマヌケ、怒られてもめげない
大事なことは失敗しないことではなく、失敗してもへこたれないことである。

5)夢中になれる才能がある人
(例)競争することに夢中になる・・・ライバル会社の同じ立場にある人の写真を机において、性格・趣味嗜好等すべて暗記する。(米国海軍が潜水艦の艦長に実行させていた・・・敵を知り己を知らば百戦危うからず、と同じこと)
夢中になれば、激務さえも楽しめ、ストレスも感じない。

6)伸びしろのある人
完全に出来上がっている人よりも将来伸びる可能性のある人
ポテンシャルが高い人・・・いい大学に入って、学生時代に遊び呆けていた人(わき目も振らず勉強し、そこそこの成績で卒業する人は伸びる余地がないケースもある)。バネが伸びきっていると跳躍はできない
<注:こういうメッセージを読むと、少し安心するのは、本人の自己中心的な思い?>
伸びしろがあるかどうかは、自分の言葉で語れるかどうか

7)人を楽しませる人
例、居酒屋で、お客を喜ばせて酒をタダでご馳走になれるぐらいの芸を持っているか?


<大人に対して>
1)心に響くアドバイスができるか?(今の日本では、就活は、受験浪人と違って、一度機会を失うと、一生ハローワーク通いになりかねない状況なので、要注意。)親が有望な業種等を具体的にアドバイスしてあげる必要がある。不安定だから公務員、あるいは大手企業がいい、という程度のアドバイスはダメ。
2)基本的に就活は上手くいかないもの。
3)働くって素晴らしい、と思わせること。
4)得意な分野を仕事に生かすこと。希少性があれば、さらに良し。(将来有望になる業種の職人とか。例、宮大工?)
5)ビジネスマンの作品は残らない(会社の部品である)。芸術家の作品は残る。ビジネスマンは、その程度という認識で、会社を自分の人生の目的のために使うぐらいでよい。肩書をゴールにしないこと。
6)無茶苦茶働く時期も人生には必要。楽で高給な仕事はない。(著者は、円形脱毛症になったり、40時間寝ないで働いたり、一週間に4回アメリカに出張したことがあるらしい。)その代わり、人の倍以上働いておけば、苦労した分だけ後は楽になる。
⇒人生のどの時点で目いっぱい働いておくか?
7)最初に楽なことばかり選ぶと、将来は先細る。女性だからといって、仕事は腰かけ程度とのんきに考えている場合ではない。
8)海外旅行は、人と違うところに行く。話題つくり。
9)大阪人の方が東京人よりも笑いを取りに行く。サービス精神旺盛。
10)アマゾンの創業者は、最初、ガレージで始めた。将来会社が大きくなったときに、ガレージから始めた、と言えるようにするため。要するに、話題つくり。
11)大人の会話を聞かせる。