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備忘録

Mr.Handy(便利氏)の一週間 2011.6.20-24

今週は、ボーナスの支給があるので、少し嬉しい一週間。


2011.6.20 0715−2100
・いつもどおり出勤。朝食を取りながら、サイトをチェック。
・FUS:許可通知(Notice of Allowance)を受領したので、内容をチェックして、秘書INにファイルを返却。12/267351
・在外代理人(http://www.patguard.de/news_en/)からのニュースレターをチェック。
・0800−1200:SDP:新規出願用の図面を見ながら、先週末に仕上がった明細書の口述筆記の原稿をチェック。
(昼食:から揚げ他)
・1250−1525:SDP:明細書の従来技術の部分を起案。その後、クレームの修正に着手。途中、試験休暇の同僚が担当する案件について、提出書類の書式を確認。
その後、原稿を仕上げて、秘書YNに送信を依頼。
・コーヒーを入れる。SJP:自発補正の内容をチェックして、秘書EHに提出準備を依頼。
・1600−1630:WDP:個人の出願人との電話。補正書について説明。請求項の記載が素人っぽいところがあるため、要修正。
・−1930:OJP:OA報告の起案のために明細書を読む。内容が不明瞭なので基礎出願の審査経過をチェック。幸か不幸か、RCEまでいっている。一旦冷却するべく、ファイルを閉じる。
・−2010:KDP:クライアントからの連絡に基づき、補正書および意見書を起案して、秘書YNに送信を依頼。
・−2050:SDP:分割出願用の原稿を起案して、秘書YNに送信を手配。
・SDP:拒絶理由通知に対する補正書および意見書の起案を開始するために、応答方針を確認。明日は、OJPの起案の後に、着手予定。

熊谷芳太郎
こういうアイデアが日本の大手企業内で出たとすれば、どうなるか。「まず、『こんなおもちゃみたいなものはだめだ』といって幹部が企画を通さない。通ったとしても、今度は技術部隊がしゃしゃり出てきて、先端技術をてんこ盛りにしてしまう。分厚いマニュアルが添付され、どうやったら操作できるか分からないような製品が生まれる」
フリップビデオにはマニュアルとして、折りたたまれた一枚の紙切れしか入っていない。
「今の時代、ハードはだれでもできる。要はソフトなんですよ。難しいことを難しく思わせず、簡単にいろんなことを実現できるようなソフト」
熊谷は「ソフト」という言葉をつかって説明するが、ソフトウエアという意味だけでなく、製品がもつ世界観のことを言っているのだろう。技術者が自らを誇示するようでは、消費者が熱狂する世界観は生まれない。
フリップの開発では、アップルから移籍してきた複数の技術者が重要な役割を果たした。消費者に魅力的な製品作りでは、現在アップルにかなう会社はどこにもない。そこから腕利きが参加したのだから、これは心強い。
では、そのアップルから、ただの新興企業が優秀な技術者をどうやって引き抜いたのか?引き抜いたわけではない。自らやってきたのだ。アップルにいれば高給が保証される。しかし、それだけでは飽き足りない人材は多い。そこではるかに給料の安いスタートアップにやってきて、ストックオプション、つまり成功報酬でがむしゃらに働く。
大企業からベンチャー企業へ向かうベクトルはここでは当たり前。それが革新的なアイデアを育てる土壌となっている。


2011.6.21 0715−2100始業−1200:OJP:拒絶理由通知への応答方針を検討。37条、29条1項柱書き、36条。36条の指摘事項についてキーワードを検索しつつ、補正のネタを検索。補正案が固まったので、英文クレーム補正案の作成に着手。途中、クライアントから、翻訳の依頼の電話を受けたので対応予定。これで午前中は終了。
(ランチ:おでん他)
1250−1510:OJP続き:補正案を見直しつつ、拒絶理由通知に対するコメントを起案。完成したので、弁護士に記載のチェックを依頼しつつ、報告を秘書SDに依頼。
フランス旅行から戻った上司のお土産(Maxim de Parisのチョコレート)を食す。
−1600:KUS:クライアントからの連絡を受領。一部反論の追加修正とともに、RCEを提出することに。応答指示書簡を作成して、秘書HTに送信を依頼。
−1630:DUS:アドバイザリーアクションに対する応答案を問い合わせるようにクライアントから連絡を受領したので、メリット・デメリットおよび費用とともに問合せる書簡を作成して、秘書YTに依頼。
−2030:OJP:拒絶査定不服審判の請求理由を起案。補正なしで反論を試みる。明朝に見直して提出。
−2100:WDP:補正書の修正版を起案。明朝見直して、送信予定。本日の執務は終了。

2011.6.22 0715−1830
−0740:OJP:昨夜起案した審判請求書を見直して修正後、提出を秘書YOに依頼。
−0800:SDP:新規出願について図面の追加依頼を受けたので、下図を作成して作成を担当者に依頼。
−1200:OJP:応答指示を受領していた案件について、補正書の作成を開始。途中、SDPおよびKDPの中途受任案件の担当者を決定。上司に増員を改めて要請する。
(ランチ:さんま)開業している先輩にメールして、今夜の約束を取り付ける。
1250−:OJP:新たに応答指示+分割指示を受領。
1300−1340:ミーティング。米国の早期審査制度について。最近の判例によってIDSの運用変わるか?
−1420:FCN:応答指示を起案して秘書AWに送信を手配。
−1830:SDP:拒絶査定に対するコメントおよび補正案の検討。途中、今週の外内事件について担当者の割振りを行なう。
退勤後、元同僚の事務所を訪問。経営の状況などを伺う。収入は勤務時代よりも減ったけれど、自由であること、自分の名前で仕事ができることが嬉しい、とのこと。客単価が相当下がっている。日本語を書けない人が多いので有能な人を雇うのに苦労する、等。今の職場を振り返ると、人材に恵まれていることは明らか。
二次会は、新地に移動。他の同業者も参加して、クラブに。たまたま隣に座った女性は、まともなOLだった。昼間は会社で働き、夜はクラブでアルバイトとのこと。

2011.6.23 0715−2100
いつもどおり出勤。
−0840:WDP:昨日送付した補正案に対するコメントがメールで届いていたのでチェック。補正案を修正して再送。
−0850:出張者担当の案件について、国際調査報告に対する意見が付されていたことについて、相談を受けたので、対応を協議。帰国まで一週間なので、そのときまでクライアントへの報告を延ばしてコメントを用意してもらうことに。
−1000:SDP:拒絶査定に対するコメントおよび補正案を起案して、秘書YNに送信を依頼。
−1200:ODP:36条拒絶への対応のために明細書を読み直す。内容を忘れているので、時間をおいて再度検討が必要。
(昼食)
1440:SDP:原稿の修正指示に基づき手直しを行なって再度送信(計2件)。
−1820:SDP:追加した図面の説明を明細書に反映。
−2030:OJP:応答書の準備を開始。まずは、補正クレームの和訳。
−2100:EJP:外国語日本語出願の日本語訳文の修正をチェック。

2011.6.24 0715−1830−0945:SDP:出願明細書の修正。
−1120:DUS:在外代理人からの提案を受領したので、クライアントに報告。
−1330:翻訳チェック。
−1500:ミーティング。新システムの試行について。
−1800:OJP:意見書を起案。
−1830:来週の準備。
終業後、同僚と、オイスターバーに繰り出す。