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備忘録

 さよなら!僕らのソニー/立石泰則

就職先としてソニーを候補に挙げている人は、一読しておくのもいいかもしれない。

要旨をメモする。
1)ブランド=クオリティ+メッセージ
2)革新的な商品を開発し続けないとブランドは消耗されるだけ。
3)経営者の最大のメッセージは人事
4)市場の声に耳を傾けることなく成功した企業はない。
5)実業家は、矛盾だらけ問題だらけの現実と対峙し、その中から固有の解決策を見出すもの。教科書をテキストにして経営する経営者は誰もいない。なぜなら、テキストは過去を抽象化したものだが、経営者は現在未来と向き合って仕事をするからである。とうぜん、テキストなどない。

以下は、Amazonからの引用。

内容(「BOOK」データベースより)
ウォークマンに代表される「技術のソニー」ブランドはなぜかくも凋落してしまったのか。それを解くカギは大賀、出井、ストリンガーと続く経営陣の知られざる暗闘にある。そして、経営の失敗がいかに企業ブランドに影響を与えるか、その恐さが見えてくる。ソニーで起こっている経営問題は決して他人事ではない。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
立石/泰則
ノンフィクション作家・ジャーナリスト。1950年、福岡県北九州市生まれ。中央大学大学院法学研究科修士課程修了。経済誌編集者や週刊誌記者等を経て、1988年に独立。1993年に『覇者の誤算―日米コンピュータ戦争の40年(上・下)』(日本経済新聞社)で第15回講談社ノンフィクション賞受賞。2000年に『魔術師 三原脩西鉄ライオンズ』(文藝春秋)で1999年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。デビュー作は『復讐する神話―松下幸之助の昭和史』(文藝春秋)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)