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備忘録

消える中間管理職/鴨志田晃

かつて在籍していた会社にいた人による著書を見つけたので読んでみる。

超一流のプロのスポーツ選手が常に口にすることは、決してライバルとの競争に勝つことではない。
彼らが意識し戒めているのは「自分との闘い」


プロフェッショナルの条件
   (1)こだわり
・・・「自分の仕事=作品」に徹底的にこだわる。⇒プロの専門家として「何を目指して働くのか?」という根源的な問いについて考え続けること。
(なぜなら、人生において仕事の占める比重が大きく、生活の喜び、人生の喜びも仕事と切り離して考えられないから)
プロとしての自分を奮い立たせる、もっと大きな目標やビジョンをどう描くのか?プロとして何を目指すのか?⇒そうした「気概」、「思い」、「志」が自らを駆り立てるエンジンになる。
「才能とは、一瞬のひらめきやきらめきではなく、情熱や努力を継続できる力。勝ち負けにこだわらず、生涯をかけ自分の将棋を極めること」(羽生善治棋士
   (2)自分を客観視する
・・・プロは誰よりも自分に厳しい。誰よりも自分らしさ、自分のこだわりを熟知し、それを、第三者の目線によって評価できるもの。
(五代目の三遊亭円楽脳梗塞を患った後引退した事例・・・自分の抱くプロとしての基準をクリアできなかったからプロの座を降りる)
自分の能力を買い被ってはいけない。「自己肥大の病」に陥ってはいけない。


成長エンジンを掴む
VITALITYの法則
(1)働くビジョンを持つ(Vision)
(2)学ぶ心を持つ(Intelligence)
(3)結果にこだわる(Trust)
(4)仮設を持つ(Assumption)
(5)まずは動く(Live)
(6)知識を蓄える(Information)
(7)頑健になる(Tough)
(8)前向きに考える(Yes)