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備忘録

志摩峻/ボゴタの罠

かつて読んだ別の著作が気に入り、そのときにチェックしたのがこれ。
ようやく借りられた。
やはり面白かった。著者の経歴を見るとうなずける。
新刊本が発売されていないのが残念。

以下は、Amazonからの引用。

出版社/著者からの内容紹介
日本のODAに絡むサスペンス小説。
JICO(日本国際協力機構)の次長、由利尚信が朝の渋谷駅で電車に轢かれて死んだ。事故は目撃者の証言から自殺として片づけられたが、課長の河本敬は事故の裏に、コロンビアでのODAを巡る不正があるのではと疑う。しかし、特命を帯びて首都ボゴタに飛んだ河本は何者かに誘拐されてしまう。河本の部下でお人好しの巨漢、大地圭太は事件糾明のためにコロンビアに潜入するが、偽造パスポートを入手するために立ち寄ったメキシコで早くも殺し屋の手が…。赤道直下のボゴタに太陽よりも熱い圭太の怒りが炸裂する!

内容(「BOOK」データベースより)
JICO(日本国際協力機構)の次長、由利尚信が朝の渋谷駅で電車に轢かれて死んだ。事故は目撃者の証言から自殺として片づけられたが、課長の河本敬は事故の裏に、コロンビアでのODAを巡る不正があるのではと疑う。しかし、特命を帯びて首都ボゴタに飛んだ河本は何者かに誘拐されてしまう。河本の部下でお人好しの巨漢、大地圭太は事件糾明のためにコロンビアに潜入するが、偽造パスポートを入手するため立ち寄ったメキシコで早くも殺し屋の手が…。赤道直下のボゴタに太陽よりも熱い圭太の怒りが炸裂する。
内容(「MARC」データベースより)
特命を帯びてコロンビアの首都ボゴタに飛んだ河本が何者かに誘拐されてしまう。河本の部下・大地圭太は、事件糾明のためにコロンビアに潜入するが、偽造パスポートのために立ち寄ったメキシコで早くも殺し屋の手が…。
出版社からのコメント
推選の言葉(作家 水村美苗氏)「ODAを巡る不正、与党の派閥争い、南米の人質事件、英国誘拐保険専門会社の交渉人、重なる殺人…映画のように現代がつまっている。息もつかせぬスピード感がある。面白すぎて「ありえない」状況が次々と展開される。だが私は著者を知っている。そして著者が日本の政界財界と長い深いつきあいがあるのも知っている。ということは、この本に書かれているのは空想ではない。「ありうる」ことなのである。それが一番不気味である」
社会民主党党首 福島瑞穂氏)筆者は「フィクション」と断っているが、本作品のベースにある政官民癒着の構造は、日本のODAの実態を鋭くえぐったものである。筆者の大手金融機関におけるビジネスの経験なしには書き得なかった迫真の作品であり、筆者の社会不正義に対する熱い怒りが沸々と伝わってくる。

著者について
本名/福島俊三。出身地/熊本県。昭和19年満州生まれ。同37年都立日比谷高校卒業。同42年東京大学文学部卒業。 東京海上火災保険ミ。平成8年二度の米国勤務を経て同社取締役に就任。同11年東京海上カードサービスキに就任。同15年東京海上火災保険竅B
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
志摩 峻
本名、福島俊三。熊本県出身。S.19満州生。S.37都立日比谷高校卒業。42東大(文)卒業。東京海上火災保険(株)入社。H.8二度の米国勤務を経て同社取締役。11東京海上カードサービス(株)社長。15東京海上火災保険(株)顧問。東京都多摩市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)