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備忘録

霞が関中央合同庁舎第四号館金融庁物語/江上剛

タイトルに似合わず、通勤電車中および帰宅後のわずかな時間ですいすい読めます。
金融業界と監督官庁との関係が想像できます。
以下は、Amazonからの引用。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
金融庁統括検査官の松嶋哲夫一家には幼少の頃、銀行への借金がもとで父が自死を選んだ過去を持っていた。私憤を表わさず、ルールに忠実な検査官として評価されている哲夫に、合併後のガバナンスで問題を抱えた大東五輪銀行への検査要請が下った。合併前の五輪銀行には、旧大蔵省時代の哲夫の上司が自殺に追いつめられた過去があり、しかも弟の直哉が同行に勤務しているのだ。公私の区別を付ける哲夫は適正な検査基準と使命をもって検査にあたるが、大東五輪銀行の隠蔽体質が予想以上の深さを持って迫ってきた…。ルールとモラルなき経営者は退場せよ!銀行の内幕を見すえてきた著者が、金融行政に生きる人々の内実や人生観に迫る経済小説
内容(「MARC」データベースより)
金融庁検査官が、派閥抗争と問題先送りを繰り返すメガバンクへ乗り込む。銀行の内幕を見すえてきた著者が、金融行政に生きる人々の内実や人生観に迫る経済小説。『J‐novel』連載を単行本化。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
江上 剛
1954年兵庫県出身。早稲田大学政治経済学部卒後、旧第一勧銀に入行。同行広報部次長として総会屋利益供与事件の混乱収拾に尽力、高杉良氏『金融腐蝕列島』のモデルとなる。在職中の02年に『非情銀行』(新潮社)でデビュー。03年、みずほ銀行退職後執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)