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備忘録

Chris Botti / Night Sessions

元旦の夜に聞き流す。
以下、Amazonからの引用。

インストゥルメンタル・ポップ史上もっともヒットした3枚は、ヒュー・マセケラ、ハーブ・アルパートチャック・マンジョーネというトランペッターたちのレコーディング作品だ。ボッティのこの4作目には、その伝説と肩を並べるほどのキャッチーで軽快なメロディーが申し分なく備わっている。だが、ヴォーカル曲2曲のうちの1曲「All Would Envy」は、かつてツアーに同行したスティングの作曲によってブラジル風の圧倒的な陽気さがもたらされ、ショーン・コルヴィンが忘れがたい歌声を聞かせてくれるものの、セールスやラジオでのエアプレイの足を引っ張るかもしれない。


前述の名だたるトランペット・プレイヤーたちと同じく、ボッティは「Miami Overnight」「Streets Ahead」といったグルーヴ感あふれるアップビートなナンバーでリズムを強調している。とりわけ「Blue Horizon」ではヨーロッパ調のドラムンベース・サウンドをはっきりと打ち出し、ビリー・チャイルズによる必殺のキーボードと、本作のプロデューサーのキッパーをフィーチャーしている。アルパートの影響を感じさせる「Through an Open Window」はロック・ギターとなめらかなメロディーによって、おそらく多くのリスナーが本作で最高と思えるトラックだ。その他の収録曲の大半では、スムースジャズのラジオ局やハリウッド映画のサントラ盤にボッティを登場せしめた、あのキーボードをたっぷり詰めこんだムードあるサウンドの中を、歯切れよく澄みきった音色が貫いている。(Mark Ruffin, Amazon.com